SE人生のルート分岐 転職や退職にまつわる選択におけるアドバイス集

退職後の行動での注意点

激務と言われているIT業界でシステムエンジニアとして活躍をしていても、会社が嫌になったり新たなステージにステップアップをしたくて転職を考える人は少なくありません。
退職後は、しばらくはゆっくりと休んで仕事探しを始めたいと考えている人は多いのではないでしょうか。
しかし、IT業界の進歩は目覚ましく、新しい知識が次から次に求められている世界です。
もし同じ職種で仕事をしたいと考えていて、特別やろうときめていることがないのなら、早めの内に転職活動を行うことが大切です。
なぜかと言うと、数ヶ月何もしないのは離職者にとってあまりに長過ぎる期間になる可能性があるからです。
退職してしばらくの間は、失業給付金の支給や退職金などで生活にもあまり困らない状態でしょう。
ほんの少しだけのんびりしたい・旅行に行って気分をリフレッシュしたいなど考えていると一気に市場価値が下がり、せっかく培ってきたシステムエンジニアの知識や経験があるにも関わらず、書類選考に通ることさえ困難になってくることも考えられなくはありません。
採用する企業にしてみると、離職期間が長いのは働く意欲がないのではないかと捉えるので、転職を成功させられる可能性は時間に比例して低くなっていきます。
さらに自分自身の中で焦りと不安が高まっていくことで、キャリアを落としても就職をしたいと考えるようになり、負のスパイラルになってしまうことも有り得ます。
この時点になって、退職してすぐにシステムエンジニアとしてのキャリアを武器に精力的に職探しをしておけば良かったと気づいても遅いのです。